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マーク・ピーターセン「日本人の英語」でoutとoff を理解する

マーク・ピーターセンさんの「日本人の英語 (岩波新書)」は、冠詞だけではなく、前置詞や関係代名詞などの日本人が苦手な項目について、特に分かりやすい説明がなされています。

前置詞では、 inとonの解説が面白いです。

inは「の中に」、onは「の上に」と言う意味で、それが色んなケースで使い分けられているという事は、だいたいの人は知っていると思います。

でも、なぜトラックに乗る場合は“get in the truck”で、バスに乗る場合は“get on the bus”になるのかを、正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。

「日本人の英語」によると、「これは乗る人と乗り物の運転との意識の上での距離の問題」とのことです。

「たとえば、airplane, ship, busなどの場合、乗る人は一人の乗客にすぎず、乗物の運転に特に何の影響も及ぼさず、ただ貨物のように運ばれている感じが強い。それに反して、car,taxi,private aircraftなどに乗せて貰う場合、自分とその運転との距離は意識の上で全然違うものである。単に運ばれているのではない。乗物の運転と自分との間につながりがいくらか感じられるために、inとなる。」
とのことです。

でもやっぱり使い分けは難しいですね。

他にも、outとoffの違いの説明もとても新鮮ですよ。
例えば、
Claen out your desk!(机の中をかたずけてきれいにしなさい。)

Claen off your desk!(机の上をかたずけてきれいにしなさい。)

で分かるように、『outというのは三次元関係を表わし、動詞に「立体感のあるものの中から外へ」という意味を与える、一方、offは二次元関係を表わし、動詞に「あるものの表面から離れて」という意味を与える』とのことです。

分かりやすいですね。
この点が理解できれば、次の二つの文の違いもとても明快に理解できます。

She took out her raincoat.(彼女は(洋服ダンスか何かから)レインコートを取り出した。)

She took off her raincoat.(彼女はレインコートを脱いだ。)

こういう例がこの本には満載です。
本当にお勧めの本ですよ。



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高広 佳之

Author:高広 佳之
某金融機関に約30年勤務しています。お酒と映画と水泳が好きです。

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