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「英語達人読本」音読で味わう最高の英文

約4ヶ月かけて「英文標準問題精講」を仕上げた後は、前から気になっていた「CD付き 英語達人読本」(斎藤兆史+上岡伸雄)を買いました。
著者の斎藤兆史さんは東大の先生で、NHKのTV英語講座や放送大学の英語講座にも出演されています。

私は前からこの本に関心を持っていました。
以前に、これも斎藤さんがお書きになった「英語達人塾 極めるための独習法指南 (中公新書)」という本を読んだことがあって、その内容にずいぶんと感心していたからです。
「英文標準問題精講」の次には、英語達人読本に取り組むのがいいだろう」と漠然と考えていました。

そこで、「英文標準問題精講」を終えてすぐに、八重洲ブックセンターの英語教材売場に出向き店頭で内容を確認したところ、「やっぱり良さそうな本だ」と確信したのでその場で買いました。

結論から先に言うと、この本も素晴らしい本です。

この本のコンセプトを、著者前書きから引用してみます。

「文学的な英文を繰り返し読むことは、英語の語感を育てるのにきわめて有効な勉強法なのだが、残念ながら、最近は英語名文集の類があまり出版されなくなってしまった。」
「その理由はいくつか考えられる。まず、著作権の扱いが非常に厳格になってきており、作家の文章を教材として用いるに当たっての事務的な手続きがとても煩瑣であることが挙げられる。」
「しかしながら、やはり文学的な英文に数多く触れることが高度な英語力を身につけようとする学習者の必須の学習項目であるとの信念から、さまざまな困難を承知の上で、あえて現代版の英語名文集を編集した。」

こういう考えで作られた本ですから、他では見ることができない最近の文学作品も取り上げられています。
目次の一部を紹介してみましょう。取り上げられた英文の多彩さがよくわかります。

01:私は無であり、すべてを見る。(I am nothing; I see all.)
   ― ラルフ・ウォルド・エマソン『自然』

02:「すいませんが、おかわりを下さい」(‘Please, Sir, I want some more.’)
   ― チャールズ・ディケンズ『オリヴァー・トゥイスト』

05:喜ぶがいい、岸辺の人々、そして鐘を鳴らせ!(Exult O shores, and ring O bells!)
   ― ウォルト・ホイットマン『おお、船長!我が船長よ!』

06:あらゆる自然はすっかり目覚め、うごめいていた。(All nature was wide awake and stirring, now.)
   ― マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』

09:顔に笑みを浮かべたまま、利休は冥土へと旅立った。
   (With a smile upon his face Rikyu passed forth into the unknown.)
   ― 岡倉覚三『茶の本』

13:明日、私たちはもっと速く走り、もっと先まで手を伸ばそう。
   (Tomorrow we will run faster, stretch out our arms farther.)
   ― F・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』

17:虚無の虚無、すべては虚無なり。(Vanity of vanities, all is vanity.)
   ― イヴリン・ウォ-『ブライズヘッドふたたび』

21:そして、ある日、人生が次の場面になる。(And then one day the next stage of life happens.)
   ― アガサ・クリスティ-『自伝』

22:あなた方は食べて、そして生き抜いていかなくてはいけません。(You have to eat and keep going.)
   ― レイモンド・カーヴァー『ささやかだけれど、役に立つこと』

25:どうせ時計を戻すことはできないんですもの。(After all, there's no turning back the clock now.)
   ― カズオ・イシグロ『日の名残り』

28:文学は、つねに動いている。(Literature, like all living art, is always on the move.)
   ― V・S・ナイポール『読み書き』

また、この本にはCDがついていて、ピーター・バラカンさんとクリスティーナ・ラフィンさんによる音読が収録されています。

本当に付加価値の高い本だと思いますよ。



■■ お勧めの本・教材 ■■

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高広 佳之

Author:高広 佳之
某金融機関に約30年勤務しています。お酒と映画と水泳が好きです。

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