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原仙作「英文標準問題精講」を使った理由

英語の再勉強に受験参考書を使うのがなぜ良いか?

行方昭夫さんは「英文快読術 (岩波現代文庫)」で次の点を挙げています。

(ア)解説されている問題の英文が良い。
大学の入試問題の作成には、無数の出題者の膨大なエネルギーが費やされている。
そのため、入試問題は選び抜かれた英文であることが多い。
そういう入試問題の中から、良問を選んで解説を加えた受験参考書を活用すれば、読解力が効率的に身に付くのは間違いない。

(イ)原仙作「英文標準問題精講」の初版は1933年であり、約70年間も多数の読者に愛用されている。
だから安心して勧められる。

私はさらに、値段が安いことも挙げたいと思います。

この本には110問の本文があり、全問に懇切丁寧な解説がついています。
また、それとは別に110問の練習問題があり、これも訳文が載っています。
しかもそれらの文章は、選りすぐりの英米文学からの選ばれたものばかりです。

それで値段はというと、今アマゾンで確認したら、たったの924円です。
何だかジャパネットタカタのようですが、これは本当に付加価値の高い本だと思いますよ。

例えば次の英文を読んでみてください。
“To arrange your books on the shelves properly is a difficult task. If you arrnge them according to their contents you are sure to get an untidy shelf. If you arrange them according to their size and colour you get an attractive shelf, but you may lose sight of the books which you want.”(A.A.MILNE, Not That It Matters)

内容も面白いですし、英文のリズムも気持ちが良いですね。

あるいは、こんなややこしい英文もあります。
“In an ascending road, quiet and tree-shadowed, where the dwellings on either side were for the most part old and small, though here and there a brand-new edifice on a large scale showed that the neighbourhood was undergoing change such as in our time destroys the picturesque in all London suburbs, the cherry dreamer chanced to turn his eyes upon a spot which amused his curiosity.”(GEORGE GISSING, The House of Cobwebs)

正直、最初は全然読めませんでした。今でも難しいです。
この英文の主語は下から2行目の“the cherry dreamer”なんて最初は判りません。

難しい構文だと思いますので、日本語訳も引用しておきます。
「その朗らかな夢想家が自分の好奇心をひいた一点にふと目を向けたのは、とある坂道にさしかかった時で、そこは静かな木陰があり、坂道の両側に立ち並ぶ住宅は大部分が古くて小さかったが、あちこちに真新しい大建築物があって、その付近もまたすべてのロンドン郊外の美を今日ぶちこわしている類の変化を受けていることを物語っていた。」


私は約4ヶ月間かけて、「英文標準問題精講」をかなり徹底的に読みました。
そして、その成果はとても大きかったと確信しています。

学生時代にあまり使わなかったのは、本当に勿体無かったですね。



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テーマ : 英語学習記録
ジャンル : 学問・文化・芸術

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高広 佳之

Author:高広 佳之
某金融機関に約30年勤務しています。お酒と映画と水泳が好きです。

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