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「手づくり英語発音道場」で対ネイティブ指数50を実現する

平澤正夫さんが「手づくり英語発音道場」で主張されていることは明快です。

『(普通の日本人が)バイリンガルになることはできない相談である。とすれば「少々妙な発音」で満足せざるを得ない。いや、ほとんどの日本人の英語発音はむしろ「英語とは聞こえないような発音」なので、「少々妙な発音」なら日本人離れしたスゴい発音であり、本書でもこのレベルを目指す。それが対ネイティブ指数50なのである』
ということです。

対ネイティブ指数50というのは、ネイティブの発音を100とした場合ですから、そのレベルの半分を目指そうということですね。

この本で平澤さんはそのための10箇条を提示されています。
それぞれ納得性のある解説がありますので、興味のある方は是非お読みになることをお勧めします。

ここではその10箇条の最初の条をご紹介してみますね。
最初に読んだ時にとても意外に感じましたので・・・・。

平澤さんによると日本人の発音の一番の問題は「あいまい母音」とのことです。
発音記号でいうと「ə」です。

日本人の発音の一番の問題点が、「r」と「l」でも「b」と「v」でもなくて、「ə」だというのが本当に意外ですね。

「ə」の発音はカタカナ表記では「ア」と表記するのが一般的ですが、それは誤りでむしろ「日本語のウに近い音」だそうです。

実際、これを裏付ける興味深いエピソードが、紹介されています。
これは、『日本人英語で大丈夫-たったふたつ直せば』という本の著者である村上雅人さんが、アメリカ留学中に経験したエピソードです。

『(村上さんが)留学のとき間借りしていたアメリカ人の家に小学生の女の子がいた。たまたまこの子が手紙をくれた。読んでみると、kundition という妙な単語に出くわした。前後関係から推して、これはcondition のまちがいとわかった。それにしても、小学生はなぜ condition を kundition と書き違えたのか。condition の発音のなかの 「ə」 が、日本語のウに近くて、小学生は ku と書いてしまったのじゃないか。ここで初めて、「ə」の発音がウに近いこと、したがって condition を「こんでぃしょん」というひらがなイングリッシュが間違いであるのを知った。この経験に学んで、村上さんはそれ以後「ə」というあいまい母音をすべて「ウ」と発音したところ、ネイティブの友人や仲間から「英語の発音がよくなった」とほめられた。』


私もこの本を読んでから「ə」の発音を意識して聴くようにしてますが、もともとあいまい母音なので、実際には前後の音によって色んな音に聞こえるというのが正しい認識だと今は思ってます。
しかし、少なくとも「ə」を機械的に「ア」に近い音で発音することは間違いだということは確かだと言えますね。

この本には他にも英語の発音に関する面白いエピソードが満載です。
日本人の英語発音の癖を知るためには、とても役に立つ本ですよ。


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手づくり英語発音道場 対ネイティブ指数50をめざす (平凡社新書)手づくり英語発音道場 対ネイティブ指数50をめざす (平凡社新書)
(2003/12/19)
平澤 正夫

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「手づくり英語発音道場」で発音記号を再認識する

平澤正夫さんの「手づくり英語発音道場」は、アマゾンで発音に関する本を探している時に知りました。

レビューを読んで「良さそうな本だな」と感じて購入しましたが、大正解の本でした。

まず、「オリエンテーション」と題した最初のパートを読んで驚きます。

 ・ “Israel”はカタカナでは「イスラエル」だが、それでは英語としては通じない
 ・ “Harry Potter”はカタカナでは「ハリーポッター」だが、それでは英語としては通じない
 ・ “Internet”はカタカナでは「インターネット」だが、それでは英語としては通じない

それぞれ英語の発音を一番近いカタカナで表記すると「エズイウ」、「ヘャイパル」、「エネヌ」となるとのことです。
びっくりですね。

この後、なぜそうなるかについて、詳しい説明があります。

例えば、“Internet”の発音についてこう解説しています。

『すくなくともアメリカ英語(American English)にあっては、interは「インター」でなく、ふつうは「エヌ」と発音する。そのあとにnetがつづくわけだが、これは日本語のように「ネット」とはいわない。語末の文字tにあたる発音はほとんど音として聞こえないから、「ネット」でなくて「ネ」でよい。けっきょく、Internetの発音は、「エヌネ」という。ビル・ゲイツへのインタビューをテレビでみたことがあるが、彼はもちろん「エネネ」といっていた。』

「本当かよ?」と突っ込みたくもなりますが、とても新鮮な見方だと思います。
実際、電子辞書で“Internet”の発音を確認してみると、私の耳には「エントゥネ」ぐらいに聞こえますが、すくなくとも「インターネット」ではないのは確かです。


ある意味、前回紹介した「カタカナ英語の法則」に似たコンセプトの本です。

「日本風のローマ字読みをしたカタカナ英語では絶対に通じない。発音記号を大事にしよう」というのが、この本の中心テーマです。

発音記号に関する説明もユニークでとても勉強になりますが、それは次回にご紹介します。


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「カタカナ英語の法則」で日本人の限界を知る

「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則」の著者である池谷裕二さんは、脳科学者です。
この本では、脳科学の立場から「日本人が英語を発音することの限界」を解説しています。

池谷さんによると

(ア)人間の脳が言葉を聞き分けるための脳回路は、9歳までに組み立てられる。この回路は、9歳以降はほとんど変化することはない。

(イ)脳は耳から入ってきた音を、すでにある脳回路でしか認識しない。
例えば、「La」と音が耳から入ってきても、普通の日本人の脳には「La」に反応する脳回路がない。しかたなく脳は、「ラ」に近い音として認識する。

(ウ)この原理があるため、9歳をすぎた日本人には「L」と「R」、「B」と「V」などを聞き分けることは不可能である。

(エ)聞き取れない音の発音を習得することは困難であるので、大人になってからネイティブ並みの発音を身に付けるのは殆ど無理である。実際、オノ・ヨーコさんとか小澤征爾さんとかの、英語が堪能で世界で活躍している日本人の英語も日本語なまりがいまだに残っている。

とのことです。

いかがですか皆さん。
英語の音を正確に聞き分けられないのは、勉強不足のせいではなくて脳回路のせいなんだということです。
「それなら仕方ないんじゃん」という感じですね。

ただ池谷さんの主張がユニークなのはそのあとの部分です。

(a)英語の音が聞き分けられない以上、正しい発音は難しいのでカタカナ英語でいこう。

(b)しかし、今までの英語のカタカナ表記は間違っている。それでは通じない。animalをアニマルと発音しても通じない。

(c)なるべく実際の発音に近いカタカナで表そう。animalは「エネモウ」と言わないといけない。

ここで特に大切なのは「一般に日本で広まっているカタカナ英語では通じない」という認識ですね。
この点を意識するだけで、英語の発音に対する姿勢が違ってくると思います。

とてもお勧めできる本です。例文をもう少し紹介しておきます。

「セイラーゲイン」 → Say it again.

「ワッシュライドゥ」 → What should I do?

「レンミーゲライストゥゴゥ」 → Let me get a slice to go.

「ジュマイデファイオペナドア」 → Do you mind if I open the door?

「アイウォズエイボラスウィム」 → I was able to swim.

「アイシュダヴ ボーラブレアンヌー コンピューロ」 → I should have bought a brand new computer.


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怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 (ブルーバックス)怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 (ブルーバックス)
(2008/01/22)
池谷 裕二

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革命的な「カタカナ英語の法則」

池谷裕二さんの「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則」という本には、たまたま入った本屋で出会いました。

本屋の入口の近くに新書本が山積みに置かれていて、付属CDの再生音が流れていました。
「何かちょっと変な発音だけど英語っぽいな・・・」と思って、手に取ったのがこの本です。

ある種、革命的な本ですよ。

簡単に私が理解したコンセプトを要約すると、

「日本人の大人には、英語の発音をマスターするのは難しいので、カタカナ英語でいこう。でも、従来のカタカナ表記ではなくて、なるべく英語の発音に近い音のカタカナ発音を工夫しよう。そうすれば殆ど通じる」

と、いうものです。


著者の池谷さんがこのアイデアを得たきっかけは、アメリカ留学中の次のような経験だったそうです。

脳科学者の池谷さんも、留学先のニューヨークでは、英語を話せず聞き取れずで、最初はたいへんに苦労しました。
そんなある朝に研究室のメンバーが「ハゼゴン」と話しかけてきます。
池谷さんがきょとんとしていると、相手はゆっくりと「How - is - it - going?(元気かい)」と言い直してくれました。

池谷さんは書いています。

『おお、How is it going? と言っていたのか!
 あのときの驚きは今でも鮮明に覚えています。How is it going? という4単語が、実際に発音されると、元とは似ても似つかぬハゼゴンとなるのですから。
 それからというもの私は人に会うたびに「ハゼゴン?」と聞いてみました。皆にこやかに返答してくれます。ハゼゴン、ハゼゴン。そうなのです! 私の話す英語がきちんと通じているのです。あまりの感激に舞い上がるような気分でした。』

その後、池谷さんはカタカナ発音をブラシュアップさせ、ついにこの本を書くに至ったという訳ですね。


例文が面白いですよ。

「グッモーネン」  → Good morning.

「グラフトヌーン」 → Good afternoon.

「アイムフルムジャペアン」 → I'm from Japan.

「テンキュ」 → Thank you.

「ナラローウ」 → Not at all.

「ドンウオリアバウレッ」 → Don't worry about it.

とかですね。

付属CDには、このカタカナ英語とネイティブの発音が両方収録されていて、それを聴くと確かに音として似ていることが納得できます。

何だかとても勇気づけられる本です。


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高広 佳之

Author:高広 佳之
某金融機関に約30年勤務しています。お酒と映画と水泳が好きです。

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